ロッテvs関西独立リーグ選抜の試合に行ってきた
【夢見る15歳】
6月5日、深夜3時。
前日はロッテ対関西独立リーグ選抜の練習試合を観戦しに行き、疲れていたのかいつもより早く眠りについていた。
そのせいか変な時間に目が覚めてしまった。
なんとなく眠気まなこでTwitterを覗いてみると、変な投稿を見かけた。
ん?なにこれ?ネタ?トレンドにもあがってないしネタか。いやでも待てよ?最近山ちゃんがアンジュルムにハマりだしたっての聞いたな…まさか蒼井優がアンジュルムの熱狂的なファンだからその影響だった?いやいやまさか。試しにGoogleで「山ちゃん」とか「蒼井優」とか検索しても何も出てこないし、さすがにネタでしょ…
あ、そっか。夢か。なるほどなるほど。
一件落着したところで僕はもう一度眠りについた。
翌朝。
日本中が「山ちゃんと蒼井優、電撃結婚」の話題でもちきりだった。
夢じゃなかったーーーーー!!!!
ロッテとの交流戦初日のレポート、スタート!!
*ここから本題です。
【大器晩成】
6月4日、ロッテ2軍vs関西独立リーグ選抜の試合がありました。
午前中に仕事が入っていたオーナーの松本と合流して13時に到着。ちょうど試合が始まったところでした。
関西独立リーグ選抜のスタメンを見てみると、神原とJ.Jの名前が。J.Jと会うのは今回が初めて。Twitterやインスタで見る限り、笑顔がステキで体がデカい。文字だけ見るとクッキングパパ。クッキングパパではないね。
突然、松本が興奮気味に喋りだした。
「4番安田!?履正社の!?」
「コーチ陣エグい。エース清水に盗塁王の小坂って…」
「やばいやばい、監督今岡、阪神の。やばいやばい」
すっかり野球少年に戻ってますね。
さて、注目のJ.J第一打席はレフトへのヒット。やったー!
てかロッテの1塁デカいな。192cmのJ.Jが小さく見えるぞ。
「うわぁ…バルガスや…」
いやいや怖いわ。NYに旅行で行ってうっかり入った路地裏で声をかけられたが最期…的なやつやん…NY行ったことないけど…
バルガスとJ.Jがなにやら話をしていました。
――日本での生活は慣れたかい?ここは遠い異国の地。日本語を喋れないおれらにとっては、思うように意思の疎通もできずにストレスだって溜まるだろう。でもな、そんなおれたちだからこそプレイで見せつけなければならないんだ。力こそが正義。自らの存在意義を示すには結果を残さなければならない。だからブラザー、共に日本で頑張っていこうぜ…
そんな会話が交わされ、熱い友情が生まれたに違いない。知らんけど。
【次々続々】
試合は進み、関西独立リーグ選抜は4回表に1点を得る。
その後も得点を許さず1−0でむかえた7回裏。堺シュライクスの吉田亘輝がマウンドに上がった。
前回のオリックス戦は結果が出せずに悔しい思いをした。次こそは、今日こそは。
7番大木、空振り三振。
8番三家、空振り三振。
9番宗接には中安打を打たれたが、1番加藤を1塁ゴロに抑える。
ナイスピッチ!!!思わず叫んでた。
前回の鬱憤を晴らすかのような好投。次の回も続投するらしい。大勢のスカウトがいる中、もう1イニングアピールできる。これは大チャンスだ。なんだか急にソワソワしてきた。
8回裏。
2番茶谷、ライトフライ。
3番山口、空振り三振。
おいおいおい、絶好調かよ!
流れ的には、あと一人抑えて9回でピッチャー交代。2回1安打無失点。
最高のアピールじゃないか!がんばれ亘輝!応援にも熱が入る。
しかし、そうは問屋がおろさない。
4番安田がしっかりと2塁打を放ち、5番バルガス。これはストライク!入っただろ!と思った際どい球も、判定はボールで四球。6番松田も四球。
気づけば2死満塁。
「この壁を超えられれば…いや、超えなければ…」
固唾を呑んで見守るも、代打高濱がしっかりと仕事をこなし中安打。
2失点を許したところで亘輝はマウンドを降りた。
悔しかった。凄く悔しかった。見ている僕らがこれだけ悔しいのだから、本人のそれは計り知れない。
試合は2−1で敗れました。
【タチアガール】
試合後、各選手に声をかけるため松本はグラウンドへ。
まず声をかけたのが佐藤蓮。
この日はスタメンではなかったが、7回表に代打で出場し見事に中安打を放つ。
僕らはこの日しか見ることができなかったが、さらに翌日も代打でヒットを放ち、ロッテとの交流戦2打数2安打。
ハキハキしているというよりかは、ほわ~んとした印象の蓮だったので素直にカッコいいなと思いました。これからも限りあるチャンスを掴み続けてほしいですね。←誰?
松本「ところで、とっつぁん。全然打ってないじゃん!」
神原「すんません」
この日のとっつぁん(神原裕司)は、三振・四球・ピッチャーゴロ。たしかに全く見せ場がなかったですね。次に期待!
松本「亘輝、おしかったな」
亘輝「何球か良い球投げれたんですけどね、まだまだでした」
“あの際どい球がストライクだったら”と思うこともあるが、そんな場面はこの先いくらでも出てくる。審判の判定なんて関係なしに、今日のような“壁”を乗り越える姿を是非見せてほしい。
次はJ.J。球場に着いたら試合が始まっていたため、これが初めての会話となる。
どんな話をしたのか聞いたところ、「oh~オーナー!ビッグマネープリーズ!」と言われたそうな。
ちなみにこの日は出番がなかったが、翌日のロッテ戦で“1回途中から緊急登板”した野井優星。
緊急登板ってのは、居酒屋のバイトでシフトが22時からだったのになんか思ったよりもバタバタして「悪いんだけど20時から入ってくんない?」って店長から呼び出しくらう感じでしょうか。違うのかな。いずれにせよ、なんとか乗り切ったようで。本当にお疲れ様でした。
野井ちゃんのことは、大阪から応援に駆けつけた“ロッテファン兼シュライクスファン“ことSAZZYさんが書いてくれましたので、是非ご参照ください。
【ヤッタルチャン】
今日戦った2軍の選手の中には、普段は1軍で活躍している選手も多くいた。これから目指すべき場所でしのぎを削っている選手たちと触れて、シュライクスのみんなは何かを感じることはできたのだろうか。
また、今日の選抜チームに選ばれなかった選手は、今なにを感じているのだろうか。
たとえ今回、壁を乗り越えられなかったとしても、結果を残せなかったとしても、選ばれなかったとしても。まだまだ終わりじゃないし、むしろこれからだ。
限りあるチャンスをものにして、それを積み重ねていけば…
そう、ちょうどこの記事を書いている時に発表された山ちゃんと蒼井優が電撃結婚したように。
山ちゃん、蒼井優さん、ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに。
間違えました。いや間違いではないけど。
堺シュライクスのみんな!
ヤッタルチャンに!なるんやで!
【おまけ】
一塁での会話がきっかけで熱い友情が生まれ、バルガスからJ.Jにバットが送られました。嘘です、なんか共通の友人がメジャーリーグで活躍しているそうです。
セカイハヒロイネ!
おしまい