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Reportレポート

堺シュライクス決起会

【キャプテン決定!?】堺シュライクス決起会2019!

【pm11:00 心斎橋】

どんなチームになるのか、どんな選手が育つのか。

堺シュライクスの未来について首脳陣が語り合っていた。

「せやけど、もうちょっと手が挙がると思ってたなぁ」

ふと、大西監督は少しだけ寂しそうな顔でこう呟いた。

「僕も思いました。もっとアピールせいや!」

藤江コーチが声を荒げる。少し呑みすぎたようだ。

堺シュライクス決起会二次会

球団代表の夏凪の行きつけのお店で2次会をしていた。

今日は堺シュライクスの決起会だった。

話は数時間前にさかのぼる。

【堺シュライクス決起会】

とある貸し会議室。

今日は堺シュライクスの決起会。

首脳陣と選手全員が顔を合わせるのは今日が初めてだ。

中には顔見知りの選手たちもいるようだが、ほとんどが初対面。

貸し会議室はほどよい緊張感に包まれていた。

代表の夏凪から新年のあいさつと今日の流れが紹介される。

選手の自己紹介やユニフォームの採寸、契約書にサインといった感じだ。

そして、大西監督からの挨拶だ。

大西「あけましておめでとう」

新年のあいさつも束の間、監督が奇襲をしかけた。

大西「さっそくだけど、キャプテンを決めたいと思います。やりたい人、手あげて。挙手制!」

堺シュライクス決起会にて大西監督から挨拶1

堺シュライクス決起会にて大西監督から挨拶2

だれも手を挙げない。

堺シュライクス決起会の風景1

大西「あれ、3人くらい手上げると思ってたんやけどな。まあええわ、自己紹介終わったらまた聞くからな」

会場がさらにピリッとした。

独特の緊張感にのまれて手を挙げるタイミングを見失ってしまったのだろう。

中学校の授業で答えがわかってるのに発表しづらいあの状況のようだった。

続いて藤江コーチからもあいさつがあった。

堺シュライクス決起会にて藤江コーチから挨拶

藤江「それにしても、もったいないな!もっとアピールすればええのに」

たしかにもったいない。

新球団の初代キャプテン、どうやっても歴史に名を残すのに。

アピールしていかないと!試合なんてとっくに始まってるんだよ!!

【自己紹介】

オーナーの松本、藤江コーチからの挨拶が終わり、いよいよ選手の自己紹介の時間がやってきた。

選手自己紹介概要

ルールは「とにかく2分間はみんなの前で喋れ」ということ。

こうなってくると問題は、最初にだれがやるか。

とはいえ、さっきの今だ。

キャプテン立候補で手を挙げれなかったのだから、当然ここも挙げづらいだろう。

わかる。

高校のクラス会でカラオケの一曲目だれ歌う?とかなって画面に映し出されるたいして興味もない若手アーティーストの曲紹介やら最近ハマってることを10分くらい見た挙げ句に誰かが適当に曲入れて「えー〇〇歌うと思って入れたのにー」とか言って結局インストゥルメンタルのまま終わって、でもそれが緊張緩和になった結果カラオケが始まるあれだろ、わかる。

…とか考えていたら、わりとすんなり立ち上がる青年がいた。

堺シュライクス布施航1

関西独立リーグの「06ブルズ」でプレーしていた布施 航(ふせ わたる)だ。

トップバッターで緊張はしながらも、過去の球歴や入団への想いを語ってくれた。

「自分は今年で最後という覚悟で入団しました。だから絶対に優勝して引退の花道を飾りたい」

堺シュライクス布施航2

堺シュライクス布施航3

髪はちょっと寝癖なのか天パなのか怪しいが、なかなか心に響くことを言う。

覚えたぞ、布施くん。

選手自己紹介を見守る大西監督

カラオケでもそうだが、トップバッターが出てしまえばこっちのもんだ。

さらに藤江コーチが「背番号は早いもの順で!」とか言い出したもんだから、次々続々と自己紹介の流れができた。

堺シュライクス山本龍聖

憧れの選手は松坂投手。「新元号の怪物と呼ばれたい」山本 龍聖(りゅうせい)

堺シュライクス荒瀬修平

「野球は中3でやめた。でも、最後にもう一度野球がしたいです」荒瀬 修平

堺シュライクス安田旺昌

「開幕戦は僕に投げさせてください」安田 旺昌(あきまさ)

堺シュライクス鶴巻璃士

「いちご狩りではヘタまで食べます」鶴巻 璃士(りお)

堺シュライクス佐藤将悟

「歯並びなら誰にも負けません」佐藤将悟

他にも「ここからNPBを目指す」「親を試合に招待して見てもらいたい」「正月休みで5キロ太った」「会話イップスになってしまってうまく喋れない」など、様々な自己紹介があったが割愛させていただく。

ひと通り自己紹介が終わり、大西監督が口を開いた。

「もう一回聞く。キャプテンやりたいやつは挙手で決める。やりたい人手をあげて」

少しだけ時が止まったが、この男が立候補した。

自己紹介でトップバッターをきった布施航だ。

堺シュライクス布施航4

以前は独立リーグの06ブルズに所属していた布施くんだが、正直彼がどんなプレーをするのか私は知らない。

新球団の初代キャプテンとしてどのようにチームを引っぱってくれるのか楽しみだ。

キョトンとした表情をしているが、期待しているよ布施くん!

【契約】

休憩後、選手たちは契約書にサインをした。

ここから這い上がる者、ここで諦める者。

さまざまな想いを抱えながら。

堺シュライクス決起会の風景2

真剣な表情の大西監督と藤江コーチ

かつての自分たちを重ねるかのような、そんな眼差しで選手を見つめる二人の姿。

かと思えば「代打、俺」のために自らも選手登録をする大西監督。

代打、俺の大西監督

その後は投手・野手にわかれてミーティングが行われた。

藤江コーチによるミーティング

「どんどんアピールしていけ、我が大事や。気持ちを出していけ」と語る藤江コーチ

大西監督によるミーティング1

「2月の合同練習までに、なりたい自分を描いてきてくれ。それが宿題や」

大西監督によるミーティング2

「細かいサインなんかよりも、とにかくなりたい自分を思い描け」と大西監督

こうして3時間におよぶ堺シュライクス初の決起会は幕を閉じた。

何事もなく終わったが、少しがっかりする出来事があった。

【なんでやねん!奪い合えや!】

途中、背番号を譲り合うシーンがあった。

自己紹介をした順に背番号を決めていくシステムだったが、「1か5」といったように先に発表したものの決めきれずに保留にしている選手がいた。

その後に自己紹介をした選手が「5か13」と言い出した。

早いもの順なので、先に自己紹介をした選手に選ぶ権利があるにも関わらず、先の選手が5を譲りだした。

なんでやねん!と心の中で叫ぶより先に藤江コーチが叫んでいた。

「なんでやねん!奪い合えや!」

その通りだと思った。

私は野球をやってこなかった人間だが、スポーツはやってきた人間なので背番号に対する思い入れくらいはわかる。

自己紹介を終えた選手に希望の番号を聞いたあとに、大西さんから理由を尋ねられた選手のほとんどが理由を喋れなかった。言えていたかもしれないが、印象に残るものがなかった。

最初のキャプテン立候補もそうだったが…

「全体的にアピールが足りない」

そう感じた3時間だった。

開幕戦まで残り2ヶ月。

その僅かな時間で、選手たちはスタメンの座を争わなければならない。

自らをアピールし続け、いかにチャンスをものにできるか。

2月の合同練習で、選手の眼の色がどう変わっているかが楽しみだ。

【おまけ・打ち上げ】

野球をやってきたわけでもないのに少し厳しいことを言ってしまった感がある。

これから開幕戦だってのに、しんみり終わるわけにはいかない。

ということで、決起会の後に大西監督が経営する焼肉屋「笑ぎゅう」で行われた打ち上げの様子を掲載して締めようと思う。

笑ぎゅうにて選手たちと打ち上げ1

昔は金髪にしていたらしい松本 聡(左)と、どこかチャラそうな齊藤 真路(右)

笑ぎゅうにて選手たちと打ち上げ2

めっちゃ冷麺食う「ゆうせい」コンビ。左から野井優星、村上優成

笑ぎゅうにて選手たちと打ち上げ3

オーナーの松本(右下)の話を聞く4人。左下から河村、安積、平岡、佐藤(将悟)

笑ぎゅうにて選手たちと打ち上げ4

カメラを向けた途端にアピールする辻田 寛人(そのアピールはいらない)

笑ぎゅうにて選手たちと打ち上げ5

いい笑顔大賞の安田 旺昌と藤江コーチ

笑ぎゅうにて選手たちと打ち上げ6

顔ハメパネルで遊ぶオーナーの松本

ちなみに笑ぎゅうではオーナーの松本が全員分ご馳走してくれました。

選手のみんな!

オーナーの松本はふだん東京に居るけど、大阪に来たときには積極的にアピールしていこうな!

そういうアピールも大事やで!

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